フロッタージュ◆LIVE/2002/10/08(火)at 吉祥寺 曼荼羅
写真ページはこちら
今回のライブメンバー:6人+1匹
(前回はワタナベ・ヨアン・イノッチ☆・小池順一・ちこちこ+フロッタ君で5人+1匹)

  ワタナベ..............Vocal+Guitar.............. 向かって左
  ヨアン..............Percussion+Vocal+Chorus..............向かって右
  イノッチ☆..............Performance+Vocal+Chorus..............センター
  小池順一..............Guitar+Chorus..............向かって左奥 → 右奥
  ちこちこ..............Performance+Chorus..............ドラムセットの椅子
  松井崇..............Bass+Chorus..............向かって左奥

  フロッタ君..............マスコット........ドラムセットのバスドラ上に鎮座
(セッティング中)

パワーグローブを装着したり、しばらくして外したりするメンバー数名。この時点からすでにライブは始まっているのです。見逃せません。
[マントラ]

ワタナベさんとちこちこちゃんが交互に“印”を結ぶ動作で始まるこの曲は、イノッチ☆が歌い出します。貴重な一曲なので大切に観て聴きたいところ。ワタナベさんとはまた違うタイプのイイ声・イイ歌いっぷり。CD化が待ち遠しい。ヨアンちゃんのタンバリンが効いています。
向かって左奥から右奥へ小池さんが移動して、左奥に、ベースの松井さんが登場。今回のライブから参加とのこと。優しそうな雰囲気の人ですね。出演メンバーが全員揃ったところで、恒例の“うまい棒”儀礼。1人1本持って、天に向けて合わせて。ん、ワタナベさんのだけうまい棒じゃないような? もしやビッグチョコ? しかし誰も何も気にすることなく。
[Fade of mine]

ワタナベさんとヨアンちゃんのツインボーカル。ベースが入って聴き応えが出てきた感じ。ちこちこちゃんは麦チョコタイム。もぐもぐ。イノッチ☆は青い“エコーテルミン”を操作。ずっとトラックボールなのかと思ってましたが、あの球型の部分がアンテナなのですね。テルミンというと棒アンテナが浮かぶので、何の楽器なのかしばらくピンと来ませんでした。
不思議な商品について疑問を投げかけるイノッチ☆。ビッグチョコバーミニって。リアルチョロQって。
[途中のカフカ]

ワタナベさんの歌とヨアンちゃんのコーラスの上に、イノッチ☆の朗読とちこちこちゃんの手話が重なって、歌の世界に濃淡が付くようなイメージ。
[BLUE FILM]

イノッチ☆、8ミリカメラを客席に向けて回す。フィルムは入ってなさそうだけれど、カメラ越しの客席はどんな風に見えているんだろう。そういえば最近、モニタ見てばかりでレンズ覗くことほとんどないなぁ、なんて考えたり。途中でポラロイドカメラに持ち替えてパチリ。
[メルト銀河]

ミラーボール高速回転! やっぱりこれがなくちゃ。ヨアンちゃんがタンバリンを叩く横で、イノッチ☆は何やら細かい作業を開始。今回はプラモデルではなさそう。なんだろ?なんだろ?と気になりつつも、楽しげな曲調に体が揺れてしまう。小池さんのギターがなんだかカッコイイ。曲が終わった後に、完成品を見せながらイノッチ☆説明。マンガ“魁!クロマティ高校”の[メカ沢]を作っていたらしい。小さすぎて可笑しい。
紙の上から擦って写し取る画法“フロッタージュ”のコーナー。メンバー1人ずつ、フロッタージュ作品を発表。ちこちこちゃんは[刃物・クシ]。ヨアンちゃんは[ゴレンジャー]。カラフル。松井さんは[箸]。小池さんは[さよなら○○○(← 注:失念)]。マンガのような。ワタナベさんは[魚]。それは魚拓?とツッコミが。2枚目[アジ?のひらき]。匂いそう。イノッチ☆は[自分の顔をコピー印刷]。2枚を別々に客席に回し見させて「最後の人は呪われます」。いつの間にか2枚が合流して1セットになって、私にも回ってきました。次の人に回、、誰もいないよ!
数曲前から、足下にヤクルトっぽいもの(ミニサイズの乳酸菌飲料)を並べていたワタナベさん。今日のステージドリンクだそうで、飲み始めました。イノッチ☆もステージドリンク用意してたそうで。ゴクゴク、のはずがコロコロコロ。駄菓子の、ラムネ型容器に入った飲めないラムネでした。どっちのステージドリンクも、さらにノド乾きそう…。
[ルサンチマン]

ちこちこちゃん、枕をセッティング。ドラムセットに突っ伏してお昼寝タイム。おやすみなさいー。イノッチ☆はキーボード・笛・エコーテルミン、といろいろ取り出して操作。笛はフロッタ君が背負っていたので、フロッタ君ごとつかんで吹くことに。ギターの音が心地イイ。
[大本営発表]

ベースがめちゃくちゃカッコイイ! 打ち込みの音も好きだけれど、生音は聴き応えがあっていいなぁ。ちこちこちゃんの振る日本国旗が、戦時の緊張感を呼び起こすようで、曲の世界が明確になります。フロント3人の掛け合いコーラスはシビレる。曲が終わり、全員ピタッと動きを停止している中、薄暗いステージに少しの間、波の音。終了。
観終えて:ベースが入ってますますバンドっぽいサウンドに。ギターだけでなくベースも生音、だからなのか、とてもバランスよく聞こえました。最初に抱いた印象[フロッタージュのライブサウンド=打ち込み+ギター]がどんどん変わってきて面白いです。右奥と左奥に小池さんと松井さん、というステージ上のイメージバランスもよくて、いつもより安心して観ていられる・聴いていられる感覚がしました。型がしっかりしていた感じ。そこにパフォーマンスのアンバランスさが加わって、ちょうどイイ具合に楽しめました。曲によっていろんな波があって、まるごと眺めると大きな一つの海のようにまとまっていた、という印象でした。
次回の見どころ:2002/10/26(土)at 高円寺 マーブルトロン:イベント[宇宙カフェ]に参加! 会場はオシャレなカフェの2階、クラブっぽいところ? いろんな人のDJや短編映画の上映もある異色イベント! どう出るフロッタージュ!
フロッタージュ公式サイト → http://frottage.infoseek.ne.jp/
text by miminari / ライブレポ目次